file 5 モルタルのトップと黒いタイルがつくる小さなキッチン。
芦屋で戸建ての生活雑貨の店『ar-ks』を営む寺崎さん。人との出会いやつながりを大切にしたいと、お越しいただいたお客さまにコーヒーや紅茶を淹れるためにお店の奥に小さなキッチンをつくりました。
寺崎さんの頭にあったのは、モルタルで仕上げたシンプルなキッチン。フラットな天板にはシンクがひとつだけ。壁には黒い小さなタイルを帯状に貼り、マグカップやコップ、花瓶などが置ける小さなスペースができました。キッチンは、床材からそのままつながったような一体感のある色調に仕上がり、内装に溶け込むようにたたずんでいます。
IHコンロを置けばお料理教室や飲食のワークショップもでき、また広い作業台としても活躍するつかい勝手のよいキッチンです。このキッチンの前でたくさんの人が集まって楽しく過ごしている風景が目に浮かぶようです。